30の戦いからよむ世界史 下

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2013年9月1日発売)
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<b>戦争をインデックスに世界史を概観。下巻。</b>

アメリカ独立戦争からアフガニスタン戦争(旧ソ連)まで。

市民革命→国民国家→産業革命→資本主義→帝国主義×欧米諸国→(不均衡)→世界戦争→社会主義国家、全体主義→世界戦争→東西冷戦→分断国家紛争、イスラエル建国による中東紛争→ソ連崩壊(→9.11テロ)

世界史というのは大局的にセオリーがあるようで、やはりイレギュラーだ。
フランスは、王政→市民革命→国民国家→帝政というもどかしいフローを2回も繰り返している。

先進諸国が帝国主義、イデオロギーで抑制した周辺諸国は、解縛後宗教原理主義、民族主義を受けて、1,2世紀時間が戻ったかのようなカオスな紛争に突入してしまう。
まあ、大国の軍備、国連の圧力で沈静化まで中世ほど時間はかからないのだが…。

スクラップ&ビルドこそ歴史であるということか。
ネイバーフッドテロ、ネット、無人兵器…などで、戦争はデジタル化しつつより身近になりつつあるのだが…。


図書館で借りました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年10月29日
読了日 : 2014年2月24日
本棚登録日 : 2018年10月29日

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