<b>意外と真面目に書かれた一冊</b>
キャッチーなタイトルとチープな装丁から、興味本位なコンビニペーパーバックの何物でもないだろうと思わせる。
まあ、その感想は、ほぼ合ってはいる。
・入島が許可されていない島は、ほとんどない。
・無人島ですらない島の話題も結構ある。
一方、不謹慎で俗っぽい書きっぷりを期待していると、意外にも現地の自然文化歴史をリスペクトしての情感あふれるリポート、真剣な描写姿勢に驚かされた。
通常と異なる風土風習の存在に期待を持たせて止まない「舞台」離島への憧れをリーズナブルに楽しめる良書とも言えそう。
結構、取り上げている島の数も多く、この手の読み物としても実用的だ。
(ケルンのある島、二つの墓の島など初耳ネタ)
シリーズ化もされているようだが、当り、外れも多いらしい。
まあ、そうだろうなあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年10月29日
- 読了日 : 2014年6月16日
- 本棚登録日 : 2018年10月29日
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