天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2014年3月14日発売)
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感想 : 15
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TSUTAYAは休業要請でやってなく、ブックオフオンラインにも在庫がなく、残る「5」を手に入れる術がないのだけど、取り敢えず「3」へ進む。

国境付近で捕らわれた“森の民”を救うため、巨山に向かうイウォル王子について行くソニン。
今度は、資源が豊富で技術や文化の水準が高く「三国一」を自負する巨山の国や人々の様子が描かれる。
沙維、江南、巨山と3つの国のそれぞれに異なる特徴がある国情が分かったところで、為政者と、そこに住む民の幸せのあり方について考えさせられるお話しに。
最後のひと山も含めあまり波乱なく進んだお話だが、それぞれに成長するミンやイウォル王子に触発されながら、ソニンもまた己の感情を迸らせたり持て余したりしながら成長する姿が今回の読みどころ。
新たに登場した巨山のイェラ王女は賢明にして孤独。そのどこかいわくありげな存在が、これから物語にどう絡んでいくのか、興味を惹く。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2020年読んだ本
感想投稿日 : 2020年5月14日
読了日 : 2020年5月13日
本棚登録日 : 2020年5月14日

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