教場X 刑事指導官・風間公親 (小学館文庫 な 17-6)

著者 :
  • 小学館 (2022年12月6日発売)
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本棚登録 : 543
感想 : 40
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「教場」シリーズの5冊目。
物語の時系列的に言うと「教場0」と「教場」の間となり、右目が義眼となった後にも続く“風間道場”での6つのお話。

もはやキムタクの顔を思い浮かべることなく読むことが出来ず、ドラマのほうはやや低調みたいだが、こちらはまずまず面白く読むことが出来た。
「教場0」の感想に『どのお話も風間が最初から全てお見通しのところがなんだが』と書いたがそこは相変わらず、捜査の進展も証拠が見つかるのもちょっとうまく行き過ぎというところはあるが、撒かれたネタの回収はフェアでそれぞれのお話は良く練られていたとは思う。
最終話では、みたび平優羽子が登場したり十崎の存在が仄めかされ続けたりで、最後まで緊迫感が保たれたが、結局十崎は登場せずちょっと肩透かし。その代わりに一枚の紙が出てきてうまいこと「教場」へと続く、てか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2023年読んだ本
感想投稿日 : 2023年6月18日
読了日 : 2023年6月17日
本棚登録日 : 2023年6月18日

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