最早恒例、年に一度の井沢史観。遂に戦国編完結、近世に突入。
今回もまた「史料絶対主義」に逆らい、「宗教の無視」を糾し、「通して歴史を見る」ことを貫く。
11巻に引続き信長−秀吉−家康をセットで見ることで通説に風穴を開ける。
関が原、かくして制されたり、というところも勿論面白いが、後半の宗教がらみの本願寺の分裂、檀家の成立、そして穢れから部落差別に論が展開されるところなどこの作者の真骨頂。
サラサラ書かれているけれど結構深い。もう一度、第4巻なども紐解かねば。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2008年読んだ本
- 感想投稿日 : 2008年6月28日
- 読了日 : 2008年6月28日
- 本棚登録日 : 2008年6月28日
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