フィリピンを知るための64章 (エリア・スタディーズ154)

制作 : 大野拓司  鈴木伸隆  日下渉 
  • 明石書店 (2016年12月31日発売)
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日本との交流、戦前と戦後でどのように変化があったかなどは項目建てで書かれているため、日本とフィリピンの関係を見る上で参考になる。
地理や文化、人々の生活の描写も多く、イメージがしやすい。
教育制度で、フィリピンでは自国言語の他に英語で理系科目を習得する慣習があるため、広い英語圏が確立されている。それが出稼ぎ労働者として欧州に繰り出す人々の多さにも現れているのだろう。日本への出稼ぎ労働者は、また別の文脈だろうけど。
英会話スクールでフィリピン人講師が多く採用されているのも、何だかアジアの英語圏として見られるような背景があるのかもしれない。

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感想投稿日 : 2022年1月15日
本棚登録日 : 2022年1月6日

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