読売新聞記者を経てライターとなり、補習校の講師も務めた岡田光代さんの、ニューヨークでの子女教育の現場の事情をまとめている。
子供は現地校に入れてしまえばすぐに馴染んで、親よりも英語がうまくなる、なんていう安易な発想で現地校に入れるのはどうかと、考えさせられる。
たとえば、以下のような事情は読むまでは気がつかなかった。
・ 教育レベルの高い富裕層の住む地域は義務教育を受ける年齢の子供を持つ家庭は多くなく、他の国からくる子供のために教育費を出している形となり、地域の方とは軋轢が生じる。
・ 日本からの転勤者の家族は日本の学期の切り替わりの4月にやってくる。現地校の先生からすれば、もうそのクラスが終わり、というときに英語のしゃべれない日本人の子供が大挙してやってくるので大変困っている。
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カテゴリ:
海外駐在
- 感想投稿日 : 2013年10月5日
- 読了日 : 2013年10月5日
- 本棚登録日 : 2013年10月5日
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