民主主義においては、物事を決めるのに時間がかかると思われがち(実際そう)であるが、この理念を復活させる試みをしているのが本書。また、この理念を実践している例を挙げている。
政治思想系の本は、概念を打ち出し、それを巡る議論をトレースして終わる本が多い気がする。このような本を読んでも、言葉遊びをしているなぁという印象だけしか残らない。しかし、本書は、民主主義の概念についての議論を展開するのみでなく、その実践についての具体例が挙げられている。この点が本書の良かった点である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
思想・哲学
- 感想投稿日 : 2013年12月15日
- 読了日 : 2013年12月15日
- 本棚登録日 : 2013年12月15日
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