初の長編チャレンジ…が、ダメでした。「最高傑作」ってどこが??? 肌が合わないだけかもしれないが…なんだろう、たぶん「文学作品」として読んだら納得いく内容だと思うが、ミステリ(心理モノ)を期待したので…。
主人公である作家インガムがチュニジア(異国)で予想外に長期滞在するはめになり、途中現地の泥棒を殺した?となってサスペンスがはじまったかと思いきや…遺体(?)はなぜか片付けられ、殺人があったかどうかじたい怪しくなり、インガムもなぜかどうでもいいことと捉えるようになっていく…。その点では異常は異常ですが、物語の大半はチュニジアでそれぞれボヘミアン的暮らしをする3人の男たちの交流が主。それに後からインガムを追ってきた恋人アイナが加わり、でもそこでもインガムと関係を続けるかどうかでグダグダ悩むだけで…
ラスト、あまりにも晴れ晴れした気持ちでN.Y.へ戻るインガムが不気味といえば不気味だが。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2017年3月31日
- 読了日 : 2017年3月31日
- 本棚登録日 : 2016年12月29日
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