世界史の中の日露戦争 (戦争の日本史)

著者 :
  • 吉川弘文館 (2009年3月11日発売)
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感想 : 3
4

日露戦争ものは何冊か読んだけど、海外の報道からみた戦争の記述が目新しいかな。同時は、兵器の進化と同時に、世界中に海底ケーブルが引かれて、地球の裏側で起きたことが翌日には新聞で報道されていた、というのは興味深い(現在におけるインターネット革命か)。
まぁ、戦争自体は辛勝を繰り返えして継戦能力がなくなったところで、日本海海戦の大勝と国際世論の後押しで何とか講和に持ち込めたという、一般的な流れですな。
日露戦争当時、陸軍はむしろ火力重視だったとのこと。ただ、中途半端な火力と劣悪な補給で苦戦したために、却って白兵主義や精神主義に傾いてしまったと。失敗に学ぶ姿勢が欠如していたつうことかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2018年2月11日
読了日 : 2018年2月11日
本棚登録日 : 2018年2月11日

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