日本が明治時代を通して学んだ西洋の建築、いわゆる近代建築が時代の雰囲気によって大きな転換期を迎えた大正から、昭和の初期モダニズムの時代までを詳細に綴った本。
それぞれの時代背景によって大きく影響された日本の近代建築が変化していく様子を丁寧に解説していてとても勉強になる。
有名な建築家や目にすることのできる建築物も幅広く対象にして書かれているので、上巻(幕末・明治篇)よりも理解しやすい。
上巻と合わせて読むことにより、日本の近代建築史の流れを概観できる良著。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
建築
- 感想投稿日 : 2021年4月2日
- 読了日 : 2020年6月5日
- 本棚登録日 : 2020年6月5日
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