日本の近代建築 下: 大正・昭和篇 (岩波新書 新赤版 309)

著者 :
  • 岩波書店 (1993年11月22日発売)
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感想 : 29
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日本が明治時代を通して学んだ西洋の建築、いわゆる近代建築が時代の雰囲気によって大きな転換期を迎えた大正から、昭和の初期モダニズムの時代までを詳細に綴った本。
それぞれの時代背景によって大きく影響された日本の近代建築が変化していく様子を丁寧に解説していてとても勉強になる。
有名な建築家や目にすることのできる建築物も幅広く対象にして書かれているので、上巻(幕末・明治篇)よりも理解しやすい。
上巻と合わせて読むことにより、日本の近代建築史の流れを概観できる良著。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 建築
感想投稿日 : 2021年4月2日
読了日 : 2020年6月5日
本棚登録日 : 2020年6月5日

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