『#はじめての認知科学』
ほぼ日書評 Day591
認知科学に興味のある若い人向けに書かれた本だそうだが、若くはないが興味深く読んだ。
AI、IoT、ディープラーニング、データレイク…流行り言葉の感もありつつ、本質まで掘り下げてみることの重要性を知ることができる良書だ。
章ごとに参考図書が多数示されているのも、特にこれからこの領域を深く学ぼうという向きには有り難い。
細かく記述を拾うことはしないが、終盤の一節から非常に示唆に富むと思われた一節を引用。
コンピュータ(AI)にとって、俳句と川柳、どちらを作るのが難しいか。
答えは川柳。社会的背景等を踏まえてロジカルに納得できるオチを作らないといけないから(★サラリーマン川柳等は共感を呼ぶ最たるものだろう)。一方で俳句は、季語を入れて575にすれば、それっぽく見えて、あとは人が行間を読み取ってくれる。
この指摘、いかが思われるだろうか?
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読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年5月9日
- 読了日 : 2022年5月9日
- 本棚登録日 : 2022年5月9日
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