原著は1988年前に出版されたものであるが、決して古さは感じられない。それは著者が先見性があるのか、精神医学があまり変わっていないのかどちらだろう。「うつとはそもそも何なのか」「生物医学とケアを行うことの間に介在する大きな乖離」「精神療法と民間療法の癒しを比較文化的に論じる」部分に大いに関心が持てた。訳書である為に用語などついていけない部分もあったが、著者の代表的な著作である「病の語り」を早く読まなければという気になった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
メンタル
- 感想投稿日 : 2012年9月12日
- 読了日 : 2012年9月12日
- 本棚登録日 : 2012年9月12日
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