〈本から〉
目の栄養源は「酸素」です。そもそも酸素は、
脳、内蔵、筋肉など全身の細胞の活力源であり、
目も例外ではありません。そしてその、酸素を
運んでくれるのは血液なのです。
目は心臓の次に働き者。
1日に、まばたきを2万回近く行い、眼筋は
10万回以上も動きます。
電車の中で本を読んでいて眠くなるのは、目が
酸素不足で疲れている証拠です。脳が「これ以上
読むのはやめなさい」と指令を出すから眠くなる
のです。
目の周囲は内蔵を支配する自立神経が大きく関わって
います。
目の最大のトラブルは、血流障害です。
酸素欠乏症の解消が、回復のカギとなります。
トレーニング①タッピング法(打圧法)
「タッピング」は、人差し指から小指までの
4本の指先で、トントンと叩きます。
少し強めに叩きますが、皮膚が赤くなるまで
叩かなくても充分効果はあがります。
1秒間に3回くらいの早さで、リズミカルに
タッピングしてみましょう。
1 眉間からこめかみに向かい、眉毛の上に沿って
5回タッピング
2 目の1センチ下を、目頭から目尻に向かい、
5回タッピング。
3 こめかみから頭頂に向かって、5回タッピング。
トレーニング②シェイク法
「シェイク」も両手の人差し指から小指の4本を
使います。
指先を皮膚に軽く押し当て、左右や上下に
ブルブルと揺すります。
1 眉間側の眉上に両手の指を軽くのせ、
上下に掻くように5回シェイクしながら
眉上を3カ所移動します。
2 目の下にある骨に両手の指を軽くのせ、
左右に5回シェイクしながら3カ所移動します。
3 目尻からこめかみに4本の指を軽く押しあて、
左右に5回シェイクします。
4 耳の上や頭部など移動して、両手で左右や
上下にシェイクします。
5 首(頚椎)の上に片方の手のひらを軽く押し
あて、左右・上から下に5回シェイク。
6 首の両側は、両手で軽くあて、上から下に
・左右に5回シェイクします。
トレーニング③さすり法
「さすり」は、中指から小指の3本の指の腹を
使い、皮膚表面をじっくりとさすります。
1 親指をあごの中心に置いて、支えにします。
2 上側
①眼窩のふち ②眉毛上
③眉毛の上部を目頭から目尻に向かい5回
さすります。*さするラインを5mmずつ
上げていく感じです。
3 下側
①眼窩のふち ②目の下
③目の頬骨に沿って目頭から目尻に向かい
5回さすります。*さするラインを5mm
ずつ下げていく感じです。
トレーニング④指圧法
目のツボ
目の周囲には、内臓と関わる経絡が通っており、
視力回復には欠かせぬポイントになります。
1 目のまわりにあるのツボに中指の先で
軽く触れ、3回回します。
2 その後、やさしく3秒間プッシュ(押圧)
し、静止します。
耳のツボ
1 耳のツボは、少し強めに、中指と親指で
ツボを挟むように3秒圧します。
2 耳ぶたや耳全体を、親指と人差指でもみ
ほぐすようにマッサージします。
トレーニング法⑤呼吸法
呼吸の基本は、鼻から吸って口から吐くこと。
深い呼吸をするときは、今、肺のなかにある空気を
先にすべて吐き出してしまうことがポイントです。
吐き出すときに6秒以上かけるのが、深呼吸の
ポイントです。
トレーニング⑥確認法
脳のトレーニング
1 まず、カレンダーの数字でもポスターの文字
でもいいので、目標物を決めます。
2 そして、裸眼で目標がしっかり見える位置に
立ちましょう。
3 数字や文字を確認したら、3~5センチ後ろに
下がります。ちょっと見えにくくなるくらいの
距離がいいでしょう。
4 毎日少しずつ、1~5センチていど、後ろに
下がり距離を伸ばしましょう。
トレーニング⑦瞑想法(脳の癒し)
目を閉じて幸せなシーン、楽しいシーンを思い
浮かべるだけでいい。
時間お制限もありません。
瞑想法は、1日何度やっても構いません。
- 感想投稿日 : 2014年5月30日
- 読了日 : 2014年5月30日
- 本棚登録日 : 2014年5月30日
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