人生がときめく片づけの魔法

著者 :
  • サンマーク出版 (2010年12月27日発売)
4.21
  • (49)
  • (47)
  • (22)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 376
感想 : 38
5

自分の部屋、そして、自分が管理している庭、
それぞれに整理しているという、ある程度の自信を持っているので、「ふんふん・・」的なスタンスで読み続けていた。だが、私の最後の感想は「やるなぁ~、実践しなければ!」だった。

〈本から〉
「片付けはマインドが九割」なのです。

片付けは祭りであって、毎日するものではない

一気に、短期に、完璧に、まずは「捨てる」を終わらせる

触った瞬間に「ときめき」を感じるかどうかで判断する

片づけとは「モノを通して自分と対話する作業」である。

じつは洋服をたたむことの本当の価値は、自分の手を使って洋服に触ってあげることで、洋服にエネルギーを注ぐくことにあるのです。

「立てる」は、収納の一番の基本です。

正しいたたみ方といってもポイントは一つ。「できあがりがつるんとシンプルな長方形になること」だけです。まず、身頃(袖や襟を除いた部分)のわきのほうを少し折ってたたみます(このとき、袖のたたみ込み方は自由)。縦長の長方形の状態がつくれたら、あとは四つ折りなり、六折りなり、服に合わせて高さを調整していきます。基本はこれだけ。

たくさんのモノを抱え込んで捨てずに持っているからといって、モノを大事にしているわけではありません。むしろ、その逆です。

ときめくかどうか。心にたずねたときの、その感情を信じてください。

家にある「あらゆるモノの定位置」を決める

「行動動線」と「使用頻度」は無視してもオーケー

積んではダメ、基本は「立てて収納」する

積まれた下のモノがつらいからです。

大切にすればするほど、モノは「あなたの味方」になる

私たちが意識していなくても、モノは本当に毎日、持ち主を支えるためにそれぞれの役割を全うしています。一生懸命私たちのために働いてくれているのです。

モノだって、自分のいつもの場所に帰ってくれば安心します。

だから、ちゃんと定位置があって、そこに戻されて休めているモノたちは、輝きが違うのです。

部屋をかたづけると、なぜかやりたいことが見つかる

自分という人間を知るには、机に向かって自己分析したり、人に話を聞いたりするのももちろんよいけれど、片づけするのが一番の近道だと私は思います。持ちモノは自分の選択の歴史を正確に語ってくれるもの。片づけは、本当に好きなモノを見つける自分の棚卸でもあるのです。

この「モノがなくても、どうにかなるんだな」という感覚、一度わかってしまうと、生きることがグッとラクになります。

おうちにあいさつ、してますか?

今はもうときめかなくなったモノを捨てる。それは、モノにとっては新たな門出ともいえる儀式なのです。ぜひその門出を祝福してあげてください。

不思議な話ですが、どうもモノを減らしていくと、家のデトックスに体が反応するのか、体にもデトックス効果が出てくるようです。

片づけをする本当の目的は、究極に自然な状態で生きることだと、私は思います。だって、ときめかないモノを持っていたり、必要のないモノを持っていたりするのは、不自然な状態だと思いませんか。ときめくモノだけ、必要なモノだけを持っている状態こそが、自然な状態だと思います。

モノも同じように、持ち主の愛情のある眼差しを受けてていねいに扱われることで、「この人のために、自分の役割をもっと頑張って果たそう」と、エネルギーにあふれ、いきいきと輝きを増していくのです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 生活の知恵
感想投稿日 : 2015年7月30日
読了日 : 2015年7月30日
本棚登録日 : 2015年7月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする