銀塩カメラ辞典

著者 :
  • 平凡社 (2012年9月1日発売)
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感想 : 5
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 フィルムカメラの時代には、現像したらピンボケだったとか、露出がぜんぜんあってなかったなんて失敗が時々あったんだけど、性能が上がった最近のデジカメだと写る分には写ってるし、ダメだったら撮りなおせばいいやって感じ。

 著者はデジタル化で、内容や質がよくなったかを自問し、「否」としていたけど、アマチュアの自分の場合「是」の部分も多い。本書で取り上げられていた写真家の森山大道氏の「量のない質はない」という言葉のとおり、やっぱ撮るといろいろ考えるようになるしね。

 でも、ある程度量をこなした今だから、逆に不自由な銀塩で、“1枚入魂”の撮影もいいかもな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 写真
感想投稿日 : 2015年2月15日
読了日 : 2015年2月15日
本棚登録日 : 2015年2月15日

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