ほうかご百物語2 (電撃文庫 み 12-2)

  • アスキー・メディアワークス (2008年6月10日発売)
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本棚登録 : 244
感想 : 6
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どうやらこの作品は私の波長に結構あっているようです。主人公の歯車のずれっぷりはさらに磨きがかかっていますし、仲間も、そして怪異も多彩になってきました。・・・ところで、空を往く河童が性的欲望の象徴というのは本当でしょうか? 力動精神医学に詳しいお方、教えてください。というか、美術展の批評はそんな描画分析するところではないだろう、何考えてんだ審査員は、と突っ込んでみたり。
あとがきを読む限り、作者はバークリーの知覚論的命題から受容美学の考え方に目覚めたようですが、今後が楽しみです。

(2009年3月入手・4月読了)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2009年4月29日
読了日 : 2009年4月29日
本棚登録日 : 2009年4月29日

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