雪の褥に赤い椿 (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房 (2013年11月25日発売)
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本棚登録 : 104
感想 : 7
5

母親に身体を売られ、その上殺されかけた朝加と、その窮地を救ったダイスケと矢神。この三人の切なくてハラハラする話展開に涙しました。
えぇ、久しぶりにいい作品読んだと満足です。
矢神のあほっぽいのに結局朝加を守るのに必死だったり、なかなかの策士だった彼に惚れ惚れとしつつ、彼を守ろうとするのに空回りする朝加にも嫌みなく、切なく感じます。
結局、二人の想い想われの感情の表現が巧みで、読んでいて飽きることがなく綺麗に描かれておりました。
イラストレーターの小椋ムクさんの絵もこの作品にあっており、完成度が高いのではないでしょうか。
うん、いい作品買ったな私♪

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: フィクション
感想投稿日 : 2016年4月26日
読了日 : 2016年4月26日
本棚登録日 : 2014年9月14日

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