方法序説と情念論を読んだ(情念論は拾い読み)。方法序説に関しては、「仮の道徳」という発想、そして「方法的懐疑」に大興奮した。
方法序説の終わりの方と情念論は、デカルトの機械論的人間観をもとに行動の仕組みや情念の仕組みについて述べられているが、現代の私たちから見て「明らかに間違っている」ので、知的興奮はない。
よって、動物精気によってそれなりに筋どおった説明をやってのけたデカルトの努力と、現代生物学・心理学の進歩を確認するにとどまった。
読書状況:いま読んでる
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カテゴリ:
▫近代(デホヘ)
- 感想投稿日 : 2012年11月21日
- 本棚登録日 : 2012年1月24日
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