口のきき方 (新潮新書 33)

著者 :
  • 新潮社 (2003年9月1日発売)
3.15
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本棚登録 : 297
感想 : 37
4

また、ストレートな題名から堅い本のイメージが幾ばくかあったのですが、パラパラ見てみたらあまりに会話体の文章が多くて即座に購入候補へ。いやぁ、ためになるのかもしれませんが、ただでさえ疲れている電車で堅い本読んだら一気に睡眠薬となりますのでね。。

さて、内容はテレビ言葉や若者の言葉やしゃべりのうまい人の話に焦点を置いた話を展開し、最後はアナウンサーであった著者からのちょっとした話しかたのポイントが小奇麗にまとまっており、実に気軽に読めました。特に最近の若者言葉について

「~とか」「みたいな」「っぽい」「わりと」「なにげに」

のように曖昧な言葉を連発するが、これは「直接な表現を微妙に避けながら、相手の立場を尊重し友好関係を損なわないように十分配慮しつつ、自分の思いを伝える、若者特有の表現」という説明に実に共感しました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミュニケーション
感想投稿日 : 2011年11月8日
読了日 : 2009年1月8日
本棚登録日 : 2011年11月8日

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