私、子ども欲しいかもしれない。:妊娠・出産・育児の〝どうしよう〟をとことん考えてみました

著者 :
  • 平凡社 (2017年6月23日発売)
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感想 : 45
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私は「子どもが欲しい」と思ったことが無く、結婚したものの、出産はどうしたらいいのかモンモンとしていました。
タイトルにある「どうしよう」が自分の中で渦巻いているものの、どうやって解消するべきか、全然わからなかった。

就職も自分の納得した選択をしてきて、やりたいこともやってきたのに出産だけはどうしても「私がやりたいことなのか?」という疑問がいつもありました。
それなのに、「結婚したら出産は当たり前」「子どもを持つことは喜びで当たり前」のような【普通】を平気で投げつけてくる世間に本当に泣きたい気持ちでいっぱいでした。

この本は、犬山さんが出産に対する自分の気持ちに向き合い、色々な人の話を聞いて、悩んで悩んで考えている内容です。
私のモンモンとした気持ちも読み進むうちにスッと晴れていきました。
出産についてネガティブな考えも払拭されて、かなり道が開けました。感謝しかない。

誰が読んでも傷つかないと思います。
子ありも子なしも人それぞれでいいんだ!!って、前を向ける内容です。

その後、犬山さんは出産され、育児も旦那さんと協力してこなしています。そして虐待防止にも取り組んでいて関心します。その姿勢も「虐待に向き合えない人は向かなくていい!子育てって本当に大変だから!」という誰も置いていかない姿勢というか、本当に誰も傷つけない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年9月13日
読了日 : 2019年9月12日
本棚登録日 : 2019年9月12日

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