キャラクターの個性や奇抜なストーリーで読ませるファンタジーは多い。
でも、世界観そのものを楽しめる作品って、意外と少ないような気がする。
主人公たちをとりまく自然の深さ、闇の濃さ、目に見えないものへの畏怖。
読み手はそれらを確かに体験する。
想像力だけでなく、豊富な知識と地道な調査がなければ書けないのだ。こういう本は。
もっと話題になっていいと思うんだけどなー。
ついでに、表紙に酒井駒子さんを起用した評論社のセンスに脱帽。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本・児童書
- 感想投稿日 : 2012年6月27日
- 読了日 : 2006年4月21日
- 本棚登録日 : 2012年6月27日
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