一生かかっても知り得ない 年収1億円人生計画

著者 :
  • 経済界 (2012年4月25日発売)
3.26
  • (14)
  • (24)
  • (46)
  • (15)
  • (5)
本棚登録 : 370
感想 : 52
3

予算思考の年収2千万
投資思考の年収1億円

人間は選択肢を与えることで成長する
自分で選択することにより成長する

相手の弱点を見つけ、それを補完してあげることで、人間関係を好循環させることができる

有力者や資産家に評価されることは重要
お金は人が運んでくる
お金には義理や人情が絡んでいる

有力者が見るのは人間性そのもの
誠実さ、こだわりや思い、継続的にやりとげる一貫性
加えて、こいつは何かをやるかもと思わせる期待値

有力者ほど観察眼が鋭い
行動をチェックして、この人は付き合いに足る人間かを判断している

逆境や挫折にどう向き合うのかで人は試される
有力者の多くは何度も挫折や逆境を経験し、それを乗り越えてきた経験をもつ
有力者は他責とせず自責として受け止め、覚悟を決めて解決に向けて足を踏み出す

見事なまでに「直観が働く高いレベルの経営者ほど、数多くの失敗をしているし、多くの詐欺師にも遭っている
その時の経験を生かし、目の前の人間が本物であるか偽物であるかを瞬時に判断できる

分かち合えばもっと稼ぐことができる
お金を運んでくれる人や関係者と利益を分かち合い、さらに多くのお金を運んできてもらうという好循環のスパイラルをつくる

稼ぐ人は第一印象で相手の背後を観察する
相手にどのような人脈があるのか、有力者がいるのか、資産はどれくらいか、周囲の人に評価されているか、何のためにその仕事をしているか
目の前の人に売り込みをせず、人間関係を構築し、親しくなる努力をする
信頼関係をしっかり作ったうえで、このターゲットを媒介に、背後にいるキーパーソンを巻き込んで商売をする

「思いやこだわりの自分ブランド」と「相手のことを受け止める素直さ」の二つの軸が必要

年収1億円を稼ぐ人は、効果がはっきりしないお金の使い方をしない
稼ぐ人は、事業を行う際、まず算盤をはじく
この事業は利益になるということが明確にならないかぎりスタートしない
充分に利益が出た段階でそれを配分することが義理人情であり分かち合いである
義理人情で安易に引き受けた結果失敗すると、でかいことを言っている割にはできないと評価を大きく下げることになる
ここは非常にシビア

成功した人ほど情が熱く面倒見がよい
一度見込んだ人間に対しては最後まで面倒をみる

逆境や挫折を繰り返しながら大きく稼いだ実業家たちは、自分資本の金でビジネスをしている
だからこそ、無駄な金は一銭たりとも使わない

誰にでも「ここが勝負どころ」という場面が必ず訪れる
そのときに踏ん張れるかどうかの覚悟は、身銭を切ることから養われる

お金を掛けているのだから、必ずものにしなければならないと考えるメンタリティを持たなければ、絶対に稼ぐことはできないし、成果をあげられない

お金は点から降って来るのではない
地道な努力と工夫と人間関係の構築により「お金は人が運んでくる」ことを、心から理解する
徹底してお金に意味を込める

稼ぐ人間は投資にお金を使う
自分の強みや自分を形成する軸に関係するものにお金を使おうと考える
自分の強みに集中投資しないと、成功の階段を登ることはできない

「自分ブランド」を形成している個人や、その個人が率いている会社は、マーケット環境がいかに変わろうとも、成長を続けることができる
首尾一貫したこだわりや強み、思想を武器にビジネスを展開しているから、時代の波にのまれにくい

稼ぐ人は投資した金の回収能力が高い
自分ブランドで売り出している経営者自身がお金を回収してはならない
ナンバー2やナンバー3に回収させて、ビジネスの基本や人間づきあいの機微を学ばせる

人を育てるためには、信じる気持ちが何よりも大切
信じて仕事を任せることで人は育つ
最初に愛があり、裏切られても恨まない

感謝ができる機会は二つ
大事なものを失ったときと自分が満たされているとき

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2012年10月18日
読了日 : 2012年10月18日
本棚登録日 : 2012年10月18日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする