ソラ色らせん

著者 :
  • 講談社 (2005年8月29日発売)
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感想 : 7
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出会ってすぐに恋に落ちた二人。
周りに内緒の恋に、幸せいっぱいの毎日。
二人の秘密の場所で誕生日を祝い、一緒の高校に行こうと約束をした日…彼は屋上から転落した。
意識不明のまま眠り続け、奇跡的に目覚めた8年後。
家族が見放しても見守り続けた彼女に向けて、彼が言った言葉は・・・
「あんた誰?」
14歳のまま時間が止まってしまっている彼との生活。
二人の距離が戻る日はくるのか。。


事故で記憶を失うっていうのとはまた違った状況で、記憶があるだけに…ものすごくせつないです。
彼が愛しているのは14歳の自分で、23歳の自分じゃない。
一緒にいるのに彼の目には映らない。

目覚めるまでに8年。
8年ってものすごい長い時間ですよ。
その間、二人で行くはずだった高校に通いながら、彼のことを理解してくれない家を捨てて働きながら、毎日毎日病院に通って…。
それが「あんた誰?」ですよ。
もちろん彼は悪くないんですけど・・・やりきれないですよね。

主人公の彼女の強さに心うたれます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他作家
感想投稿日 : 2012年9月22日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年9月22日

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