運命の人はどこですか? (恋愛小説アンソロジー) (祥伝社文庫)

  • 祥伝社 (2013年4月12日発売)
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自分の求める「たったひとり」を探す主人公たち。

個人的によかったのは、飛鳥井千砂さんの『神様たちのいるところ』と柚木麻子さんの『残業バケーション』かな。

昔の何気ない約束を忘れられない気持ち、わかります。
相手が覚えているかもわからないのに、忘れているだろうなと思いつつも、じっとしてられない感覚。
何かを変えたくて、何かしなきゃともがいて。
約束って、お互い覚えていたら美談ですけど、片方だけ覚えてるのは切ないですよね。

同僚なのに存在感がなくて、趣味が同じとわかってから急接近!というのが、とてもときめく感覚が伝わってきて好きでした。
親近感わいて、急激に距離が縮まっていくのが自分でもわかって、それに戸惑うところが微笑ましい。
こういうドキドキ好きだなぁ。
同じ趣味で同じテンションで話せる相手っていいですよね。
そんな人と付き合えたら楽しいだろなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アンソロジー
感想投稿日 : 2020年11月25日
読了日 : 2020年11月24日
本棚登録日 : 2020年11月25日

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