呉先生の最新文庫。
双葉から出ている文庫は学生時代から買い続けていてかなり読んでいたりする。
これまで新聞等に寄稿した文をまとめたものなので、これまでの主張してきたことと重なるものも多かったが、本の性質を考えると仕方がないところか。
それでもやはりこの人のぶれない主張は読んでいてスッキリする。
右派左派問わず、矛盾した言動には鋭く批判できる人はそうそういないと思うので。
中途半端な問題意識を持った人っていうのは結構いて、まあそれはテレビでコメンテーターするような知識人から居酒屋やらブログやらで語らずにはいられない人まで沢山いるが、基本的には言っていることがつまんないんだよね。
何か偽善的って言うのかな。
そういうのが溢れている昨今だからこそ呉先生の著作が求められていると思う。
「いじめた奴には復讐せよ。少年法が君を守ってくれる」で論議呼んだ文章も所収されている。
今度は一つにテーマを絞った著作が読みたいところ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ・ノンフィクションなど
- 感想投稿日 : 2012年10月6日
- 読了日 : 2012年10月6日
- 本棚登録日 : 2012年10月6日
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