センチメンタル・セクスアリス (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス (2006年11月15日発売)
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本棚登録 : 407
感想 : 38
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顔だけが取り柄で頭が弱く、性格が悪く、傲慢高飛車御姫様、な
三拍子揃った最悪な感じの受様がご登場です。
攻は受様の完全奴隷状態の寡黙くん。
『真夜中に降る光』の金崎の頭の悪さを凌駕し、人としてどうか、な感じに腹の立つ受です。

後半、攻の反逆によってこてんぱんにのされる受様ですが、
それによって人として成長したかといえば微妙……。
自立のために努力する姿はあったけれども、微妙。
過去のトラウマもオヤクソクのように出てきたけど、その点を
鑑みても、なんか好意的に思えない受様でしたので読むのがちょっと
しんどかったです。
脇役で出てきた女性の方に共感してしまったので、こんな受様を
ひたすら愛してしまう攻の心情もちょっと理解しづらかったかも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 砂原糖子
感想投稿日 : 2012年3月14日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年3月14日

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