最終巻は大正任侠編と、現代編。
大正編はそこそこ楽しく読むことが出来ました。
またも身分違いの戀だったんですが、ここは任侠物。
抗争だとか弔い合戦だとか色々とあって、一時は攻様が死んで終わりかと思われたんですが、なんとか一命を取り留め一安心。
なのもつかの間、大正、昭和とくれば、その時代は太平洋戦争ですね。
やっぱりここでもふたりは幸せにはなれませんでした。
で、現代編に話は戻り、エジプトのど真ん中で不時着した飛行機。
ここでティティと蓮、剛将は砂漠のど真ん中で迷子になってしまいます。
そして彷徨った砂漠の中に現れた、あの因縁の始りの古代神殿が姿を現し。
もうね、ティティの最後のシーンに涙がはらりはらりと。
長い長い懺悔の旅にようやく終わりが来たときは、ホントにアケトとセシェンの輪廻に終わりが来たことよりも、ティティの孤独な旅に終わりが来たことの方が嬉しくてたまりませんでした。
エピローグも非常に上手に纏め、全体的に本当にすてきなお話でした。
読書状況:読み終わった
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Unit Vanilla
- 感想投稿日 : 2012年4月16日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年4月16日
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