本当に絶妙なモテる男とほっておけない男を書くのが上手だなあと思った。軽妙で美しく賢く完璧なモテる男と、絶対にダメなんだけど惹かれるのはわかる女心をくすぐる感じのほっておけない男。そして美しい女を書くのも上手い。振る舞いの調子とか言葉とかのチョイスがよかった。女神、恋愛を失った瞬間に人間の域から外れたような宗教じみた存在になる、父親はその敬虔な使徒という感じがした。二人だけの宗教になったんだなあみたいな。あと個人的に雛の宿がショートショートっぽい壊れてて不気味な終わりで好きだった。面白い。
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- 感想投稿日 : 2022年10月16日
- 読了日 : 2022年10月16日
- 本棚登録日 : 2022年10月16日
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