びりっかすの神さま (新・子どもの文学)

著者 :
  • 偕成社 (1988年11月1日発売)
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本棚登録 : 512
感想 : 55
5

最近岡田淳氏の児童書にハマってます。
この本も、夢中になって読みました。
さすがに、小学校中学年向けなので、簡単に読めます。

この本のなかの、びりっかすの神さまは、4年1組のなかで、テストの成績やかけっこや給食の早さなど、いろんな競争でビリになった子だけに見えるようになる不思議な存在です。びりっかすさんが見えるようになると、同じくビリでびりっかすさんのことが見えている仲間同士で、テレパシーで会話が出来るようになっていきます。皆がわざと手を抜くようになったらどうなるのか、子供たちはそれをどう感じるのか。読み出したら止まりません。
最後は感動しました。
岡田さんの本は、読み始めるとすぐに、自分が小学生だった頃の気分や、小学校の懐かしい空気が自然と蘇ってくるから不思議です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書(含ファンタジー)
感想投稿日 : 2011年12月3日
読了日 : 2011年12月3日
本棚登録日 : 2011年12月3日

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