TESORO―オノ・ナツメ初期短編集1998・2008 (IKKI COMICS)

  • 小学館 (2008年5月30日発売)
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 この人の作品、たぶん全部目を通してるんだけど、
 簡単に描いたやつ(?)は好きじゃないな。

 リストランテとか、bassoの時の作品が好き。

 「オノナツメが映画的な理由」ってダ・ヴィンチで特集組んでて、
 ちらりと思ったのは

 「間」のせいじゃない?ってこと。
 
 映画で言うところの、「映像」だから許される空気感とセリフの言い回し、
 それに近いものを漫画でやってる気がするというか。
 日常を見せながら、その見せ方って言うのが非日常的っていうような違和感。
 
 それを心地よく見せてくれる要因ってのはなんだろうな。
 あぁ、日常だけど非日常的で許される外国観を織り込んでいるからかな。
 その美しい倒錯が魅力なのかも。

 どちらが先か分からんし、どうでもいいことなんだが、
 この人にとって、「イタリア」(現在、今とは違うどこか)は必然なんだろう。
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2009年1月4日
読了日 : -
本棚登録日 : 2009年1月4日

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