「エンダーのゲーム」から3000年後の世界、人類は宇宙に様々な星に植民地を開拓していき、ルシタニア植民星でバガー以来となる新たな知的種族、ピギー族と遭遇した。
人類は、ピギー達を人類の文化で汚染させないよう居住地を隔離し、接触を厳しく制限するなかで、異類学者たちにピギー族のことを慎重に調査させていた。ところが、異類学者ピポがピギー達によって惨殺されてしまい、その原因を自分が作ってしまったと自責の念に駆られる弟子のノビーニャは…。
死者の代弁者として活動するエンダーの元に、ノビーニャから代弁の依頼がなされると、エンダーは姉ヴァレンタインとの今生の別れを惜しみつつ、直ちにバガーの復活を期す窩巣女王の卵を伴ってルシタニア星に赴く。22年後のルシタニア星に到着したエンダーは、関係者たちの気持ちをほぐし、信頼を得て真相へと近づいていく。
本書は「エンダーのゲーム」の続編だが、前作が前振りに過ぎないと思えるほど本書は面白い。読む手が止まらない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF・ファンタジー
- 感想投稿日 : 2020年9月20日
- 読了日 : 2020年9月20日
- 本棚登録日 : 2020年9月19日
みんなの感想をみる