「中卒」でもわかる科学入門 "+-×÷"で科学のウソは見抜ける! (角川oneテーマ21)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2013年2月9日発売)
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スラスラと読みやすいこともあってか、前半は「ふ〜ん」というかんじだったが、後半は「ほほう...。」と読み応えがあったな、と。
「職人たれ、学者たれ」は至言。

はじめに───はだかの私たち
第1章 科学的人生観のススメ
第2章 科学的に考えるとは
●専門家に話を聞くための「三種の神器」
 ①四則演算ができ、
 ②単位系が揃っているか判別でき、
 ③そして論理的思考ができる。
●地球上で利用できるエネルギーは2つ
 ①太陽
 ②地球自身の地熱
第3章 科学的に行動する
第4章 科学時代の社会・企業・国家
●NASAのすごさは、長期視点に立ったプロジェクトを立案できること
─── 長期視点に立って立案でき、トラブルが起こった際の代案を用意している
─── 大きなプロジェクトで重要なことは、すぐにプランBを出せるかどうか プロジェクトが大失敗した原因のほとんどは、プランBの欠如
─── 巨大プロジェクトは、「うまくいかないこと」を前提に進めるべき
●「暇」が科学を進歩させる
─── 100人中100人が必死で働かないといけない社会は、ゆとりがなく、非常時に対応が出来ない。平常時にはゆとりを持たせる必要がある。
おわりに───職人たれ、学者たれ
 ・およそどんな人でも、幸せな瞬間は次の2つ
  1、できなかったことができるようになった瞬間
  2、わからなかったことがわかるようになった瞬間
 ・職人は───自分が今何が出来ないかを知っている人
  学者は───自分が今何を知らないのかを知っている人

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2013年3月30日
読了日 : 2013年3月30日
本棚登録日 : 2013年3月30日

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