同時代ノンフィクション選集 第1巻

  • 文藝春秋 (1992年10月1日発売)
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感想 : 2
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癌やALSで、命の期限が遠くない先に迫っている。でもそのことに脅えないで、恐れないで、前向きに生きた5人記録と思索の記録集。

●『輝やけ我が命の日々よ―ガンを宣告された精神科医の1000日』(西川喜作)
●『詩集 病者・花―細川宏遺稿詩集』(細川宏)
●『死出の衣は』(折笠美秋)
●『「死への準備」日記』(千葉敦子)
●『道程輝きて―夫のガンと共に闘った12冊のノートから』(土田倫里江)

どの方のも、その生きる姿勢に感銘を受けます。
千葉敦子さんのはアメリカで癌治療を受けていたこともあって、他の方とその過ごし方が大きく違う。彼女のアクの強さというのか、攻撃的なまでの文章は、苦手な人もいるでしょう。
ただ、ジャーナリストだっということもあって、その文章には引きこまれ、一気に読めた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 雑誌
感想投稿日 : 2018年10月8日
読了日 : 2017年8月28日
本棚登録日 : 2018年10月8日

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