◎あらすじ◎
商店街のはずれ、狭い路地を抜けた先にひっそりとカンテラの灯りをともす夜食カフェ『マカン・マラン』。そこには悩める人々、何かにつまずいている人々がまるで導かれるようにやってくる。夜食カフェのオーナー、ドラァグクイーンのシャールはそんな彼らを迎え入れ、美味しく優しい料理でもてなす。止まり木のようなその場所でシャールの料理と言葉に勇気をもらい、彼らはまた新しい日常へと踏み出していく。「マカン・マラン」シリーズ2作目。
◎感想◎
今回もぬくぬくの4作品を堪能!「蒸しケーキのトライフル」では、そつなく関係を維持するための"そうそう""分かる分かる"に私も覚えがあったり、自分らしさがわからなくて悩む…という面でも主人公の真奈ちゃんに共感。小さな子どもを育てているという共通点では「秋の夜長のトルコライス」もハッとさせられた話だった。シャールさんがする料理わお茶の説明を聞いていると、身体は食で作られるから、食を大切にしなきゃ、と当たり前のことを思いださせられます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月19日
- 読了日 : 2021年2月10日
- 本棚登録日 : 2021年2月14日
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