麻雀用語がたくさん出て来て、麻雀をしたことがない私からすれば、麻雀を知っていたらもっとこの本を楽しめたんじゃないかと思う。残念だ。
でも、麻雀を知らなくても、この本はとても魅力のある本だった。
鳥瞰型だった北村は、それはそれで魅力的だと思ったけど、段々人と深く関わるようになっていったし、面白いことが大好きだった鳥井は、片腕をなくしてからも腐らずに努力をしていたし、変わりすぎてて友達がいなかったという西嶋は、とても信念があって、それは何があっても変わらなくて。でも、そんな西嶋をみんながちゃんと認めてて、西嶋も大学生活でそんな友達ができたことをとても喜んでいて。
友情にホロリとさせられ、ありえない話に笑わされ、悪人は懲らしめられて、やっぱり魅力のある本だなあ。
なんてことは、ない、ということはない。なんてね。
中学生の息子に読まそうと思っていたけど、まだ早すぎるかな。大学生の間に読むのが一番かな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年6月12日
- 読了日 : 2017年6月12日
- 本棚登録日 : 2017年6月12日
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