図書館より
本のタイトルは若者の気分と趣味縁ですが、それへの理解の助けのために社会関係資本の解説が入っていたり、サークル活動の歴史などに触れられていたり、最終章は若者の趣味縁についての統計があったりと、
ページ数は短めで読みやすい本ながら内容はしっかりと詰まっていたと思います。
江戸時代から浄瑠璃や俳句などの趣味縁の世界では、人々は身分を越えて趣味を通して情報交換をしていたそうです。現代も年齢や立場の違いを通して趣味でさまざまな人がつながっていると思いますが、
身分がはっきりしていた江戸時代でもそういうつながりがあったのかと思うと、人々の趣味とそれを楽しむ同行の士の存在は大きかったのだな、と思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
教養・歴史・ハウツーなど
- 感想投稿日 : 2014年11月2日
- 読了日 : 2014年10月26日
- 本棚登録日 : 2014年10月22日
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