図書館より
マーケティング畑の著者と大学生たちとの座談会形式で現代の若者について語られています。
司会者でもある著者が誘導しているな、と思ったところもなくはないですが、全体的にはうなずけるところが多かったなあ、と思います。
この本で面白かったのはさとり世代VSバブル世代と題された章。バブル世代の当時の感覚について大学生たちが聞くのですがそのずれっぷりが面白い。
大学生の一人が「バブル世代に何も言われたくない。俺たちのこと分かるはずもない」ということを言っているのですが、なんとなくそれには完全同意してしまいました。
ゆとり世代、さとり世代という言葉もなんだかんだで結局は社会的に強者で多数派の大人たちが自分たちの生まれた時代、生きてきた時代に当てはめて考えようとするから、
今の若者の嗜好や考え方と自分たちの考え方のずれが理解できず○○世代という言葉でひとくくりにして納得しようとしているような、そんな気がしました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション・新書・エッセイ・評論など
- 感想投稿日 : 2014年12月4日
- 読了日 : 2014年11月27日
- 本棚登録日 : 2014年11月24日
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