マルドゥック・ヴェロシティ 2 (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-5)

著者 :
  • 早川書房 (2006年11月15日発売)
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本棚登録 : 993
感想 : 55
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「マルドゥック・スクランブル09」と呼ばれる証人保護システムに従事し、順調に活動領域を広げていくボイルドたち。しかし、そんな彼らに巨大な陰謀が絡みつく案件が舞い込み…

 2巻冒頭の、拷問殺人集団”カトル・カール”と09メンバーのバトル場面が、まあすごいというかなんというか。カトル・カールのメンバーは全員身体を改造しているわけですが、そのインパクトといったらもう…。よくこんなの思いつくなあ、といういかれっぷりです。

 しかし、戦闘シーンはなかなかの読み応え! そして事件は残虐な死体の数々に、09の危機、そして読めば読むほど複雑になっていき、まさに闇をどんどん突き進んでいるような感覚にとらわれます。

 今のところ、ボイルドが闇落ちしてしまった理由が今一つ見えてこないのが、気になるところ。前作を読んでいると、結構ボイルドのキャラの見え方が違うので、これが最終巻でどうつながっていくのか、読み進めていきたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF・ファンタジー
感想投稿日 : 2016年6月15日
読了日 : 2016年6月12日
本棚登録日 : 2016年6月12日

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