偶然落見つけた洞穴で謎の物質を見つけた高校生三人組。その日以来彼らは超能力を使えるようになり三人は喜んでその能力を高めていくのだが…
主人公たちが撮ったカメラの映像や監視カメラなどの映像を使って撮られたという設定の映画です。こういう撮り方の映画をファウンド・フッテージと呼ぶそうです。
序盤は主人公の日常が撮影されているだけなので、退屈と言えば退屈なのですが、主人公たちが超能力を手に入れ、それを使っていたずらをしたり、空中を飛び回ったりというシーンは見ごたえがありました。たぶん普通の映画だと飛び回っている三人を見ている、というシーンになると思うのですが、主人公のカメラからの撮影という設定なので、実際に彼らと一緒に飛び回っているような臨場感というか、楽しさがありました。
なかなか作品の方向性が見えなかったのが気になったのですが、よくよく考えると高校生が考えなしに撮り始めた映像なので、そう考えるとリアルだなとも思ったり。
そして方向性がようやく見える学園祭(?)からのクライマックスまでの迫力は見事の一言! これもファウンド・フッテージだからこその臨場感に引き込まれたから、というのがあると思います。
そして、そうなってしまった主人公の心情というのが妙にリアルに感じました。高校生という時期の主人公だからこそこういう風になったのだな、と思うとSFだけでなく青春ものとしても意外としっかりと出来上がった作品だと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
映画(SF・ファンタジー)
- 感想投稿日 : 2014年8月25日
- 読了日 : 2014年8月25日
- 本棚登録日 : 2014年8月25日
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