50の社会貢献のあり方を提示する。参考になる部分もあれば参考にならない部分もある。全体的に、「経済」を理解していない印象を受ける。ともすると、清貧主義に陥りかねない。特に脱原発の話が残念だ。脱原発派が犯しがちな過ちをここでも犯す。科学的合理性・経済合理性を無視しており、読むに耐えない。せっかく、50の社会貢献を提示するというよい試みをしているのに、脱原発の主張がその試みを無にしてしまいかねない。
<目次>
はじめに − 世の中を変える「仕組み」を知ろう
第1章 日常的に世界を変えていく方法
第2章 環境保護
第3章 福祉
第4章 途上国支援
第5章 被災者支援
第6章 脱原発
第7章 ソーシャルビジネス
参考資料一覧
あとがき
<メモ>
よいと思った施策
9:TOKYO油田2017プロジェクト:天ぷら油などの廃油をリサイクルする。
12:ジャマものを活用する。雪を冷房に活用する。
マイナス要因とマイナス要因をマッチングよくかけ合わせれば、プラスに転じるのだ。
19:当事者の価値を知る。『幻聴妄想かるた』
多数派にとっては「障がい」でも、当事者にとっては価値があり、資産になりうるという発想は、今日では世界中で多くの当事者たちがさいようしている。
30:途上国や被災地の女性たちにコスメを
一般社団法人Coffret Project
45:ビデオチャットを用いた手話通訳サービス:シュアール
47 難民自立支援のネイルサロンArusha
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年11月5日
- 読了日 : 2015年5月12日
- 本棚登録日 : 2018年11月5日
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