ベラルーシの林檎

著者 :
  • 朝日新聞出版 (1993年10月1日発売)
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本棚登録 : 108
感想 : 17
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ユダヤ人とイスラエル、東欧の民主化、フランスでの生活、戦後の復興からバブルを経て現在までの日本、いろんな事柄を岸恵子さん自身の視点と切り口で書かれています。
期待してたよりもずっと面白かったです。

ユダヤのこと、東欧や旧ソ連の国々のこと、私は今まで全然知らなかったことを読むことができました。
日本を出てフランスで暮らすこと、岸さんの時代は今よりもはるかに苦労も大きかったことと思います。世界をまたにかけてという華々しいイメージの裏で、日本にもフランスにも自分自身の根をある場所がないと感じていたという。。

岸恵子さんの女優としての活躍は、私はほとんど知らないのだけれど、結婚を控えて日本を発つ前の映画「雪国」、観てみたいなぁ。
そしてほかのエッセイも読んでみたいと思います。
岸さんは、本当に美しさと強さと、旺盛な好奇心と深い思慮と、いろんなものをお持ちの素敵な方なんだろうなと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年8月16日
読了日 : 2010年2月8日
本棚登録日 : 2010年8月16日

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