幼女戦記 (4) (角川コミックス・エース)

  • KADOKAWA (2017年4月10日発売)
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本棚登録 : 551
感想 : 11
5

アニメ1期及び劇場版視聴済。
二〇三航空魔導大隊編成編。
滅茶苦茶面白い。マジで面白くてちょっとビビってる。
可哀そうなレルゲンと、コミュニケーションが殆どすれ違っているターニャが魅力の巻(いつもか?)。

◆風刺画風図解
本作では各勢力を風刺画風に図解するシーンが多くありますが、遂に巻頭にも追加されたので、ついでにちょっと整理。
とりあえず、次のような動物で表現されているようです。メモも添えて。
・帝国:狼? 犬?
 一匹狼ってことかな。
・協商連合:馬?
 意図不明。将が別にいるよってこと?
・共和国:豚? 猪?
 肥えてる。意外と強い、的な?

◆収録話数とか刊行ペースとか
物語についての話題ではないですが、本巻の収録話数は2話。
インタビューが2本入っているとはいえ、話数が少なくて、1話の分量の半端なさを感じます。
しかも4、5、6巻は3か月連続で刊行したらしく、狂ってますねw
頼もしいコミカライズですw

◆疑問;九五式使用時の意識
九五式の使用で記憶が飛んでいるターニャ。
軍人然とした、滅茶苦茶勇ましい演説をしたりします。
その状態は「精神汚染」と表現されていますが、この際のターニャの意識・人格は何に依存したものなのでしょう?
本人の元々の資質や人格ベースなのかなとは思いますが、敬虔な信者へ向かうようなベクトルでも付与されているのかな。
ちょっと疑問に思ったので、残しておきます。

◆対尋問訓練
「さらば乙女のわたし…!!」「豚の様な喘ぎ声を出している姿なんて親が見たら泣くなあ」
詳しく!そこ詳しく!!
いや、対尋問訓練後の行軍中のヴィーシャの内語なので、関係ないかもだけど、ぼくの頭の中では対尋問訓練と関連付けられてしまったんだよ。

◆ターニャとレルゲンの夫婦漫才
夫婦ってくくっていいかわからんけど、すれ違っていてめちゃ笑えます。
日に日にレルゲンがやつれていく……w
ターニャを危険視して配属したくないレルゲンの思いが、ターニャには年端も行かぬ子供を戦場に送る罪悪感に見えている。
いや、笑うでしょこんなのw
ここ、初めてターニャに可愛さを感じましたw
ターニャは、その合理性から人を信頼しないたちなのかと想像してしまいますが、良識ある大人に対してしっかり敬愛を抱くシーンが散見されて、意外と真っ当なんですよねw
自分に直ちに利をもたらす存在であるかどうかで判断してしまうような、近視眼的な見方はしない。
ターニャに対して好感の湧く巻でしたw

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2023年2月15日
読了日 : 2023年2月15日
本棚登録日 : 2023年2月15日

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