惑星のさみだれ (8) (ヤングキングコミックス)

著者 :
  • 少年画報社 (2009年11月10日発売)
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本棚登録 : 664
感想 : 31
4

スピリットサークルの時も思ったけど、この人の時間の捉え方が非常に独特で面白い。
独特というか、(時間を4次元目としたとき)自然に4次元でものを考えているような印象を受けます。
世界の広がりを感じる、凄い。

半月との決戦シーン、プロローグのあの台詞がこう繋がってくるとは。
半月再登場でも熱いのに、いやー、素晴らしかった。

11体目退場時の切ない感じというか、自己を問う姿がたまらなかったですね。
色々なものに囲まれ、時に何かに塗れながら生きる人間と違い、生まれて間もなく、彼の心の裡に現れたナマの思いが溢れていて、凄く良かった。

そして物語は終盤へ。
これまでどのようにビスケットハンマーを打ち倒すかイメージできていませんでしたが、なるほどこうきたか。
いや、アニマのセンスはともかく、本当に何とかなりそうな気がしてきましたね。(すんなりいかないとは思うけど)

雑記としては、風巻さんのスランプ解消のために、ファミレスに集まった大人たちがお絵描きしているシーンが楽しかったです。
店員たちはどういう思いで彼らを見ていたのだろうw
あとヘビ、どんどんぶっこんでくれ、面白いからw

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2022年7月2日
読了日 : 2022年7月2日
本棚登録日 : 2022年7月2日

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