カバールの民衆「洗脳」装置としてのハリウッド映画の正体

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  • 秀和システム (2022年3月26日発売)
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本書の内容は大筋の大きな意味では正しいと思います。

第1章でプロパガンダの例として、古代エジプトのファラオ、ラムセス2世と、ジュリアス・シーザーの話を書かれています。
人類全体もはるか紀元前からずっと精神的に影響され続けていると思います。

わたしは最近、芸能人になってしまったならば、その人の人生はもう終わりだな、大した人間としては生きていくことなんかはできないんじゃないのかなと思うようになってしまったのですが、さらに本書を読んでその思いが強くなりました。
元々は人材だったとしてもです。
人材が芸能人以外で働いていけるような社会になるべきだと思います。

本気で、「ことの真相(それは複雑な顔をしている)はどうだったのか」を、考えることで自分の脳を訓練しなさい。それが本当に自分の頭が良くなる秘訣。
たいていの大きな事件は仕組まれていて、裏側に策略がある。
私たちは、絶対に真実を伝えあわず、バカの振りをして生き延びろ。(副島隆彦)

自分が自由だと錯覚している人ほど、奴隷と化している人はいない―ゲーテ

カバールとは、中世から続いている大銀行家・大富豪、英国、オランダなどの王室、ヴァチカン上層部の支配層集団のこと。
CIA,FBI,MI6,NATO,大手報道組織はカバールの執行機関。
そして映画もまたカバールの報道機関

英国が創設した戦争宣伝局(通称ウェリントンハウス)偽情報制作機関から様々なプロパガンダ情報を作り発信。

予告通達係、大衆洗脳装置係、大衆扇動装置、大衆操作装置

「小さな幸せで満足しよう」は、「根本的には公正な社会だ」「大成功をおさめなくてもいい、小さな幸せで満足しよう」と信じ込ませるため。

007シリーズの原作者イアン・フレミングからは、カバールの人間しか知りえない近未来情報が散りばめられている。
このフレミング一族は使い走り的存在なのかもしれませんが、なんとも薄気味の悪い一族です。

南極には何があるのか?

生後ずっと自らの人生のすべてを撮影されて、リアリティーショーとして放送されていたことに気づく。
ネットなどに乗せる記録や情報をもとに、あらゆる人々の思考や人格を分析し、思想や行動を把握。

両サイドの勢力を拮抗させて、戦いを延々と続けさせる。それが分割統治の基本です。

アートも音楽もマインドコントロールの道具
イーグルスのドン・ヘンリーとグレン・フライが作詞した“ホテル・カリフォルニア”の歌詞の意味。
「一度、悪魔の奴隷になったら二度と抜けられない“と解釈することもできることから、悪魔崇拝の歌だと思っている人が多い。」
「チェックアウトはいつでもできるけど、二度と抜け出せない」ライフスタイルにどっぷり浸かってしまうと、もう抜けられない。

ヒッピー、LSDが流行った当時を代表するミュージシャンの多くが軍人の子供なのは、単なる偶然ではない。

この世はすべて一つの舞台、男も女も人間はみな単なる役者にすぎない。(シェイクスピア)

ハリウッド(Hollywood)はholly「ヒイラギ」wood「木、森」という意味。常緑樹のヒイラギは、ギリシャ・ローマ時代から神聖な木と見なされ、古代ケルト社会の魔術師のドロイドはヒイラギの枝を魔法の杖として使っていた。
テレビ番組は、英語ではプログラム、番組編成はプログラミングで、コンピュータのプログラミングと同じ。ウェブスターの辞書は、programuの意味を、「思想や行動をあらかじめ定める」と定義している。
ハリウッド映画は、人々が真実気づかないようにするための魔法、ラジオやテレビは人々の思想や行動を操縦するためのプログラミングです。
シェイクスピアの言葉通り、私たちは皆、カバールが作ったシナリオやトレンドに踊らされ、カバールの手下であるセレブやニュースキャスターの言いなりになって、まったく自覚がないアマカバールにとって都合のいい役目を果たし、役柄を演じている。
地球全体がセットで、世界人口の無数の99%が、カバールが繰り出す戦争、革命、テロ、暴動、経済恐慌、地震、ハリケーン、疫病、飢餓を必死にかいくぐりながら生きている—これが現実です。

CIA,FBI,NSAなどはAlphabet agenciesアリファベット・エイジェンシーズと呼ばれている、YouTube,グーグル親会社がAlphabet Inc.という名称なのは、偶然ではありません。

人類は偽情報の泥沼の中で溺れています。

情報に流されずに洗脳されずに生きていくことは大変ですが、「洗脳され続けている」「いまでも操り・洗脳しようとされ続けている」という自覚・警戒感・危機意識を少しでも持っていこうと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月2日
読了日 : 2023年1月2日
本棚登録日 : 2023年1月2日

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