友人にハメられた作品です。
愛してると連呼する可愛い(?)竜と、愛情は自分に向けられるものでは無い、と過去の事から女性に縁無く、また男から向けられる可愛いやらの冗談が大嫌いな、また可愛い(後の)飼い主の出会いと葛藤話です。
…と、書くとすんごく怪しいBLみたいですがBLとしては成立してないんじゃないかなぁ、と言う関係性的には、ドロドロしないほのぼのした作品。
内容には、ちょっと下品なギャグもあります。本筋は竜とかが住む世界と人間が住む世界、完全に分断、が目的で、ならすれば良いじゃん?と思っても、そう簡単に世界を分断できる訳もなく。理由としても、人間が生きて知らずに出す気が竜が住む世界の幻獣たちにはとてもよくなく、狂ってしまう。その為、大量の人間の陽気を中和する陰気を持つ幻獣王は世界の生贄で……と言う、基本シリアスです。シリアスなはずなんですが、笑いも外さずにストーリーに入っていて読んでても疲れない話です。
とても魅力的なキャラが多く、ファンタジーな設定ながら「繋がってる」からこそ、なキャラの絡み方が多め。
「愛してる」は最強呪文です(笑)
挿絵も加藤さん版しか知りませんが、とても綺麗です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
恋愛小説(BL系)
- 感想投稿日 : 2011年8月10日
- 読了日 : 2011年8月10日
- 本棚登録日 : 2011年8月10日
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