東京バンドワゴン (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2008年4月18日発売)
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感想 : 737
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「LOVEだねぇ」と、読んだ後に言いたくなるような、
”家族愛”という言葉がぴったりと合うお話。

ワケ有りな事情をそれぞれが抱える4世代大家族、堀田家。((サザエさん家族より大きい!?
互いに思いやり、思うが故に衝突し、
思う心からここぞと言う時に動いたり...(これは我南人さんのことです。普段ふら~っとしてる人がしゃんっと動く時って本当に格好いい!)

問題が起きた時には、家訓に従い、皆で解決し、
食事の時は皆で賑わっていただく。
現代の日本の家族にはあまり見られない、懐かしい。見ていると、ほろっとしそうになる。
家族はこうあるべきだ!とは言わないが、食事の時すら会話が無かったり、家族揃わなかったり、問題や悩みも相談できなかったり、そういうイメージのある現代の核家族は、なんだかさみしいなぁ...と思った。

また、堀田家に愛を感じるのは、堀田家を愛しているサチさんが語っている点もひとつの理由だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年6月16日
読了日 : 2013年6月12日
本棚登録日 : 2013年5月27日

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