パターン・ランゲージの概念がはじめはピンとこなかったが、各分野の方々との鼎談形式になっているので、いろんな視点からパターンランゲージというものをとらえることができた。
パターン・ランゲージは単なる方法論ではなくて、まず美意識や哲学が最初にあって 、その理想や、「名づけえぬ質」を再現するための手段がパターン・ランゲージなのだと理解した。アカデミックな話のなかに、所々パターン・ランゲージに対する熱い思いが語られており、その部分にも引き込まれた。
個人的には、最後のアレグザンダー氏から日本へのメッセージが心に響いた。この読み応えある本を自分なりにに理解したあとに読むと、このメッセージにパターン・ランゲージの哲学が凝縮されていると感じた。
また読み返したい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年7月23日
- 読了日 : 2022年7月17日
- 本棚登録日 : 2022年7月13日
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