パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語 (リアリティ・プラス)

  • 慶應義塾大学出版会 (2013年10月23日発売)
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本棚登録 : 292
感想 : 11
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パターン・ランゲージの概念がはじめはピンとこなかったが、各分野の方々との鼎談形式になっているので、いろんな視点からパターンランゲージというものをとらえることができた。
パターン・ランゲージは単なる方法論ではなくて、まず美意識や哲学が最初にあって 、その理想や、「名づけえぬ質」を再現するための手段がパターン・ランゲージなのだと理解した。アカデミックな話のなかに、所々パターン・ランゲージに対する熱い思いが語られており、その部分にも引き込まれた。
個人的には、最後のアレグザンダー氏から日本へのメッセージが心に響いた。この読み応えある本を自分なりにに理解したあとに読むと、このメッセージにパターン・ランゲージの哲学が凝縮されていると感じた。
また読み返したい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年7月23日
読了日 : 2022年7月17日
本棚登録日 : 2022年7月13日

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