少し昔の版なので、民主党発足以降のタイムリーなトピックスはフォローされていないが・・・。
政治に無関心な勤労者世帯で育った若者が大学に入り、一般教養で「政治学」を取るときに、もし彼/彼女がマジメな学生であるならば、この本を一読することで一気に世界の拡がりと自分の可能性の拡がりを感じることができるだろう。「家庭」と「学校」という小さな世界と高校までの教科書の授業だけではわからなかった、「社会」の姿を垣間見て、大人への眼を開くことができるだろう。
選挙、メディアの役割、政党、政治家、官僚、利益団体、製作過程、統治機構、地方自治、国際関係と国際政治など、イントロダクションとして盛りだくさんであるが、特に予備知識もいらないし、この本を読むだけでこの分野の教養としては完成かもしれない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
政治・経済・法律・社会
- 感想投稿日 : 2010年10月10日
- 読了日 : 2012年11月23日
- 本棚登録日 : 2010年10月10日
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