兄妹で恋愛という意味不明な結末ではあるけど、コメディ作品としては面白かった。ただ、京介とヒロイン(特に黒猫と桐乃)の心情を冷静になって考えると誰も幸せになってなくね?っていう結論に至ってしまう。
京介は黒猫を「恋愛的な意味で好き」で、黒猫も京介を好きでいる。でも、京介は黒猫を振って妹と付き合う(ここですでによく分からん)。この時点で京介と黒猫は永遠に結ばれないみたいな描写をされている。そして妹とは期間限定の恋人になり、卒業したら普通の兄妹になる。
また前提として、黒猫は「京介と妹が〇〇〇〇していても構わない」「京介がロリコンでも愛せる」みたいな発言を過去にあやせに対して(京介の前で)している。そして桐乃は黒猫が京介に告白する際に「(黒猫と)ちゃんと向き合ってあげて」と言っている。黒猫と桐乃は互いに親友だと認識している。
……んん?じゃあ黒猫と一旦別れた際に、京介と桐乃が互いの気持ちを確認して誤解を解き、京介と黒猫が復縁してたら丸く収まってたんじゃね?どうせ期間限定の恋人なんだし、黒猫も2人の関係を理解してるならいいんじゃないの?
というなんとも言えない気持ち悪さはあるものの、やっぱりコメディとしては面白かった。
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- 感想投稿日 : 2024年3月8日
- 読了日 : 2024年3月8日
- 本棚登録日 : 2024年3月8日
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